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  • 2017.01.02 Monday
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経典連載小説

どうか、岡山でもう一度かっこぃぃアンタになってください。

 久しぶりにメールをもらって、ずっと前にもらったメールを思い出したよ。
まず動揺して、次に困って、でもやっぱりうれしくて、少し切なくなりました。

私はいつも心配ばかりかけちゃってたから。
私が元気にしてるかどうか心配で、元気ならそれで満足ってコトなのかな。
そこでメールを止めちゃうのはズルイよ。またメールしたくなっちゃうでしょ。
これじゃ、どっちが手を離したかわからないね。なんで離しちゃったんだろうね。

いま。あなたがいちばん逢いたい人は、誰ですか?
アンタが好きでした。
どんなことをしたとしても、あの優しく笑ってたアンタや、口にしてくれた言葉ゎ本物ゃったんゃもん。ありがとう。

どうか、岡山でもう一度かっこぃぃアンタになってください。
一生忘れへん。周りがどう思おうがアンタゎかっこぃぃ人でした。
失って気づいた。
今でも変わらずあなたが好きです。

でももう遅かった。
あなたはもう違う誰かを好きなんだね。

あなたと別れて
毎日後悔ばかりだったよ。
これからも
一番愛した人には変わりない。

どうか幸せになって。
五便宝
三便宝
  • 2013.06.05 Wednesday
  • 18:44

経典連載小説

俺の尊敬するやつが世界チャンピオンになる頃

 グランドクロス翔 からで 三便宝
昔のトラウマから人を信じれずグループを裏切って
敵に売った奴に対して主人公の翔が言った言葉で。。。
自分の事を信じてくれてない奴のことを
信じる奴なんていないだろ!!!
まずは自分から信じることから始めろよ
一歩出すのが恐いなら俺の事を信じることから
始めてみたらどうだ??
これ読んだときは凄い共感できた。。。
自分が相手を信じることから始まるもんか。。。
って中学の時に思いましたww
「幽助・・・人はみな・・・時間と闘わなきゃならない・・・
奴はその闘いから逃げたのさ・・・誇りも・・・魂も・・・仲間も全て捨てて・・・
お前は間違えるな・・・幽・・助・・ 狼1号
お前は一人じゃない・・・忘れるな・・・誰のために・・・強く・・・」
幽☆遊☆白書  BY幻海
「大好きです。
 今度は嘘じゃないッス!」
スラムダンク  BY桜木花道
「俺の尊敬するやつが世界チャンピオンになる頃、俺は世界一の建設王になってるだろう。
我が栄光の帝拳高校は永久に不滅だ
卒業生代表 輪島倍達
ろくでないBLUES
「お前は試練、試練ととやかく言うが、俺らにはまったく覚えがない。しかし受けよう、空くんだりのクソ試験。
なぜなら、か弱いレディが二人、俺の助けを待っているから。
そう、これは恋の試練」
ONE PIECE BYサンジ
威哥王
  • 2013.04.02 Tuesday
  • 15:15

経典連載小説

父君である阿川弘之氏とのツーショットや仕事場の風景

 帯には「70万部突破『聞く力』実践編」と銘打たれています。表紙のセーラー服姿…なんと阿川佐和子さんご本人です! いわゆるひとつの「コスプレ」です。
その意味でも、本書は「阿川ファン」への素敵なプレゼントです。バラエティ感が横溢。
「まえがき」には「コスプレ」はご本人の発案だと書かれています…しかし、その経緯にはがウィットが感じられて楽しい。
父君である阿川弘之氏とのツーショットや仕事場の風景、ゴルフ・ウェア姿(これ、コスプレじゃありませんから…)など、カラー写真で巻頭9ページが飾られています。

肝心の『聞く力』の妙味・極意は、「日本における各界の第一人者との対談」で如何なく発揮されています。
『週刊文春』での連載からセレクトされた12本と『文藝春秋』の鼎談1本を〆に加えています。

対談のお相手は、小澤征爾、塩野七生、河合隼雄、野口聡一、五木寛之、養老孟司、安藤忠雄、大島優子、室伏広治、デーモン閣下、市川海老蔵、李登輝。
そして阿川弘之、村上龍との鼎談。
それぞれ「しかるべき人」ですから、話の内容には「深み」があります。また、モノクロですが対談中の写真が2カットずつ掲載されています。
対談相手の顔が一様に輝いているのは、ご本人の「内なる精神」が発露しているからでしょうが、阿川氏の『聞く力』効果が一役買っているのも確かでしょう。
楽しく読み切れます。
読者が本書を通じて「知らない人物」に興味を持っていただけたとするならば、インタビュアーとしては値千金でしょう。

『聞く力』を読んだ方には「副読本」として、読んでいない方へは「入門書」としてオススメです。
また、本社内容を「連載」時に読まれた方も、読まれていない方も…阿川ファンには「必携ムック」でしょう。
三便宝
威哥王
  • 2012.12.28 Friday
  • 17:47

経典連載小説

糖尿病の患者の正しい飲食の順序


  血糖を制御して、食品の選択は糖尿病人もちろんについて重要で、しかし正しいのは食事をとる順次同様に軽視。避妊薬 中絶薬それでは糖尿病の患者の正しい飲食は順次何ですか?

  先に野菜を食べます  

  どうして糖尿病の患者の食事をする時は先に野菜を食べるべきですか?野菜の粗い繊維の含有量はわりに多くて、先に野菜を食べていっぱいな腹を増加して思うことができて、後の主食の吸収を減らすことに役立ちます。

  主食は多くただ少なくまばらです

  主食は主に炭水化物で、各種の小麦粉で作った食品、ご飯、かゆの粉はなどすべて主食で、見たところ表面はまるでたいして違わないで、実は糖尿病の患者にとって、どのようなことを食べる主食の違いがやはりとても大きかったです。

  主食の選択は少なくてまばらです多くただに応じて、多くいくつか食べて食事の繊維の食品に富んで、例えばアワ、ウオトウなど、これらの雑穀の消化の時間は胃の中で長くて、だからあめの指数に上がるのがわりに低くて、催淫通販血糖の影響に対してよりゆっくりで、効果的に糖尿病の患者の食事を抑えることができる後の血糖は高く上がります。

  肉類は禁止する必要はありません

  多くの糖尿病の患者は肉類が脂肪を含むのがわりに多いと思って、そのためよく肉を食べないで、実はこのような見方は非科学的です。糖尿病人は肉を食べることができて、しかし少なく高油、高い脂の食品を吸収して、だから肉類などの食品が主食に置くべきな後に食用します。糖尿病の患者が一定数量の主食を食べた後に、吸収する肉類が自然でそれに応じて減らします。その他に、魚、肉の製作も比較的薄い料理の方法を使用して、例えば、水煮などを蒸して、油揚げを免れます。

  最後にスープを飲みます

  スープを最後に飲むことに置いて、もし先にスープを飲むことならばため、急速にいっぱいになると感じて、しかしほどなくまた飢餓と感じて、再び別の食品を食べて腹の足しにすることしかできなくて、糖尿病人の血糖のコントロールにこのFLY D5ように役立ちません。
  • 2012.01.09 Monday
  • 16:26

経典連載小説

火では、燃やす事が出来ない

 六人と他の女子の殺気を感じたのか、男子も何も言えなかった。さんべんぼう
「よし、挨拶も終わったところで、お前の席は、あそこな」
言われたところは、隣に、鳥堂。前には、花見坂がいた。
他は、空席だった。
「よろしく」
声をかけてみたが、無視された。
「よし、今日の座学は、新しく入った。風芝君のために、いろいろと復習してみよう。」

「こいつ、一人のためにですか」
左前に、いた男子から反論があった。
「佐々木君確かに、そうかもしれないけど、当たり前の事でも、もしもって時には、役に立つよ。」
みんな、今までの戦いを思い出したのか、納得したような顔になった。
「…はい」

「みんなも納得してくれたね。よしまずは、敵についてだ。名前は、ウイオス正式名称は、Unknow Under Invader Of Seabed」
なるほど、頭文字をとって。
UUIOSか、でもなんで海底の下からの侵略者!?
「ウイオスの本拠地は、太平洋、インド洋そして大西洋にある。アプスーといわれており。海抜5000m以下にあり。ソナーの結果により。複雑な地下構造を持っているほか不明。現代の技術を持って攻略不可能そんなところだね」
攻略不可能って、そんな敵と戦ってるのかよ。媚薬花痴
「そして、陸に上がったら、樹海と呼ばれる。基地を作る。樹海は、木が生い茂って。 すべて、茶色で葉っぱは生えてなく。火では、燃やす事が出来ない。内部構造は、枝が多く上空から内部の状況がわからない。日本には、東京にある。」
ますます、変な世界に来たんだな。

「日本は、箱根、白河、三国峠そしてここ山梨などで防衛戦を展開している。」
関東平野は、占領されてるんだ。

「次は、敵の詳細について、一番最初に発見されたのは、ムシュフシュ。全長約12m。その肌は、船の装甲を溶かすぐらい強力。海だからあんまり関係ないね。」
全長12mってでかいな。ウミヘビみたいな形。

「他には、ムンム。全長5メートル・針を打ち出して、飛行機などを落としている。」
ハリセンボンみたいな形だな

「次は、エンリル。四足歩行で全長約6m。水陸両用型で、尻尾と強力なあごが武器で、弱点が腹。上陸してくる時に少数確認される。主に狙撃による対処が一番いいとされている。そんなところかな」
ワニみたいなのかな。D10 媚薬
  • 2011.10.24 Monday
  • 15:35

経典連載小説

彼女の名前は、石橋愛と言った


そういえば、唇の右上に小さいほくろがあった。そのほくろにそっとキスをすると彼女はとても喜んでくれた。VVK
あのほくろがなかったら、僕は、彼女を好きにな らなかったのではないかと思う。そのくらいの危ういバランスで美しさが成り立っていた。今振り返ると、ジグソーパズルのような美しさだったと思う。ひとつ ピースをなくしてしまえば、もう二度と完成することなんてなくなってしまうのだ。  
 彼女は、とても美しい女の子だった。そう簡単に言ってしまうと、うまく伝わらないかもしれない。モデルのようなに際立ってきれいだというわけではない。ただ、全体として見たときに、うまくまとまっていた。
 彼女の名前は、石橋愛と言った。
 僕が石橋愛と付き合ったのは、ほんの短い期間だった。けれど、付き合っていたのかどうか今考えるとわからなくなる。高校二年生の夏の話だ。全てがうまくいくと僕たちは勘違いをしていた。全てが星のように煌めいていると思っていた。小情人

けれど、その星はあまりにも遠すぎた。僕たちが理想とする地図は、砂浜に書いた絵のようにあっけなく波に消されてしまった。デートらしいデートもしていないし、 あまり多くのことを話すことはなかった。でも、僕たちはお互いを十分すぎるほどに理解し合っていた。それだけは間違いない。それが正しいことなのかはわか らないけれど。
 
 三年経った今、僕は彼女といっしょに眺めていた海に一人で立っている。僕は大学生となり、彼女は高校生のままだ。この海は、おそらく何も変わっていない。変わったのは僕のほうだ。その現実は、不規則な波音によって告げられているような気がする。
 雨で濡れたTシャツを冷たい潮風が膨らました。終極痩身

 
  • 2011.10.05 Wednesday
  • 14:33

経典連載小説

とぼけやがって……。おちびはもう人間には戻れない

  
「てめぇの愛人連中の1人じゃねえか! セイフォンでおちびに会うまで、あのデカ乳のとこで爛れた生活してただろうがっ。あの女、じじいにかなり執着してたからな。文書を無視したら支店に乗り込んでくんじゃねぇ? まずいだろ、さすがによ」絶對高潮カプセル
 =まずい? 何故だ? それに愛人などいない。あれらが勝手に寄ってきただけだ。
「竜帝たる俺様が、愛人の定義をじじいに講釈するなんて嫌だ。だからそれは後回しだ! とにかく、おちびに知られたら困るだろう〜が!」
 =何故? どこら辺が困るのだ?
「だあぁぁああ〜あ! これだからじじいは駄目なんだよ、最低男めっ」
 考えても全く分からん我に<青>が怒鳴った。
「じじいの過去の女って存在は、おちびの心を傷つける……多分、嫌な思いをさせるし、きっと悲しませる。じじいの腐った女遍歴がばれたら大変だ。おちびみてぇな、すれてないお嬢ちゃんには嫌悪の対象になりそうだしな。おちびにじじいを嫌わせるわけにはいかんだろ? それに大抵の男ってのは過去の女のことは隠すもんだ。特に比較なんか厳禁だぜ?」
 ん?
 怒っただけではない。
 悲しみも混じった感情だった。
 怒らせ、悲しませた。
 我はまた、失敗したのだ。
 我の‘足りない‘部分がまた、りこを傷つけてしまった。
 あぁ我の愚か者!
「おい。すっかり鍋がお気に入りみてぇだな、じじい」
 街外れの緑地に落ちた我の鉄鍋を<青>が蹴り飛ばした。
 転がる鉄鍋の中で我は蓋に爪を立てて、取れぬように努力した。
 蓋をしたままの状態を維持せねばならぬのでな。
 りこが出ていいと言うまでは。
 む?
 術式も使ってはいけないと言われた。
 どうやって帰るのだ、りこの元へ。
 さすがに我も鉄鍋に入りつつ移動するには術式がいるぞ。
「じじーいぃいい! 無視してんじゃねぇっ」
 <青>か。
 ふむ。
 =<青>よ。我をりこに届けろ。届けたら速やかに去れ。我のりこに2ミテ(2メートル)以上近寄れば眼を抉る。触れたら殺す。
「あ〜のなぁ〜。それが人にモノを頼む態度か? 鍋の中なのに偉そうにっ! 誰のせいで俺様がまたまた帝都からカっ飛んで来たと思ってる!」
 =知らん。そんなことより、りこだりこ! 我をりこに運べ。
「この色ぼけじじいがっ! おちびの元に連れてく前に話がある。バイロイトから電鏡で連絡が来た。ヴェル……お前、とうとうおちびに手をつけやがったな。しかも金の眼だって? いったいおちびに何しやがった?!」
 =何とは?
「とぼけやがって……。おちびはもう人間には戻れない。竜にもなれない。【異端】の存在だ。ああなったら……死んでも元の世界に魂が帰れないぞ? 異界の生き物はこちら側で殺してやることで、魂をあっちの世界に帰してたのに!」
 1番年若いとはいえ、竜帝の1人。
 <青>は気づいたか。
 まあ、かまわんが。
 我がりこを逃すわけなかろう?
 我から……この世界から魂だけになろうと逃したりせぬ。
 もっとも、魂だけになることなどないが。
 死なせるものか。
 りこは我のものだ。
「灼熱の石釜に突っ込んどくか」
 ダルフェさん。
 容赦無いですね。
 まあ、さっき窓から落とされたしね。
「えっと。重石だけで! ね、許してあげて」
 あぁ、結局。
「姫さんは旦那に甘いからなぁ〜。っち」
 これが惚れた弱みってやつでしょうか。
 重石をのせられた鉄鍋に大人しく入っている‘夫‘に声をかけた。
「前みたいに術式で出てきたら駄目だよ? いい子にしていてね」
「うむ。分かった。我はここで己の不甲斐無さをかみ締め、反省する」
 素直で良い子なハクちゃんなんです。五便宝
「んで? いたいけな姫さんを襲ったケダモノ君。眼の変化理由はなんすかぁ?」
「トリィ様に大怪我を負わせたこのケダモノ野郎。再生能力の移行について、どのような見解をお持ちで?」
 ひいぇえええ〜。
 完全にこの2人を敵にまわしちゃってるし。
 鍋の中のハクちゃんは念話で話し始めた。
「おそらく……竜珠と体液と気の副作用だ。我もはっきりとは言い切れぬ部分もあるが。過去に我と身体を繋げた女達には、このような変化は無かった。他の女達とりことの差は、竜珠と我の意志、つまり……やる気か? 我は自分から望んでしたことは無いのでな。あぁ、そういえば! りこは異界人だが身体の造りはこの世界の人間と同じだったぞ? 確認した我が言うのだからこの点は間違いない。違いは……しいて言えば、乳が小さい位だな。ふむ、つまりだ。りこの変化は我がりこを深く想ってる証な……」
 私の不穏な気配を察知したのか、ハクちゃんは念話をとめた。

「最低だな、この男」
「こんな生き物、鍋ごと処分いたしましょう」
 
 鉄鍋を涙目で睨み付け、ぶるぶる震えながら。
 私は低い声で言った。

「そこの窓から捨てちゃって!」
 ダルフェさんとカイユさんが息ぴったりの動作で鉄鍋を外へ投げた。
 2人の共同作業で壊れた窓から放り投げられたそれは。
 夕暮れの空に吸い込まれ、消えた。

「さ、飯にしようぜ、飯! 姫さんの好きなでっかい海老あるからな! オーブンで殻ごと焼いて溶かしバターで食べると最高だもんな。急いで支度すっから、な?」
 ダルフェさんはごしごしと目をこすっている私にそう言うと、部屋から走って去って行った。
 残ったカイユさんが優しい手つきで頭を撫でてくれた。
「ううぅっつ、カイユ〜」
 そっと抱き寄せ、背中をトントンと穏やかなリズムで軽くたたいてくれる。
 小さな子をあやすように……。
「竜の雄は馬鹿揃いで。申し訳ございません……でも」
 カイユさんは目をこすっていた私の手をとり身をかがめ、水色の眼を私の金色に変わってしまった眼に合わせて微笑んだ。
「でも。どんなに馬鹿で愚かでも。竜の雄は‘つがい‘しか愛しません。夫にするには人間の男なんかより、ずっとお勧めです。彼らは私達を絶対に裏切らない。カイユが保障いたしますから」

  • 2011.04.22 Friday
  • 11:47

経典連載小説

出会い

 目を開けるとそこには見知らぬ少年がいた。
 金髪碧眼の端正な顔立ち。その瞳は澄んだ水色。
 ふと、空みたいだと思った。性霸2000

 「大丈夫?」
 大きな瞳がじっとこちらを見ながら言った。
 起きあがって辺りを見回してみると、どうやら私は神社の階段から落ちて気を失ったようだった。
 この神社は緑が多く空気がおいしいので私のお気に入りの場所だ。今日も学校の帰りに寄っていたのだ。
 視線を下ろすと擦りむいた膝や肘に絆創膏が貼ってあるのが目に付いた。

 「えーっと、これあなたが貼ってくれたんですか?」
 「うん」
 そう言うと彼は私の顔を見ながらしばらく何かを考えていた。睫毛が長いな、とぼんやり考えていると彼がまた口を開いた。

 「君、どこかで会ったことある?」
 なぜこんな質問をするのかと不思議に思いながら私は答えた。

 「いいえ、初対面だと思いますけど。」
 すると彼は私の答えに少し不満そうな顔をして、じゃあ人違いかな。と言いながらゆっくりと立ち上がった。

 「じゃあ、おれはこれで。」
 軽く左手をあげて彼はそのまま立ち去ろうとしたので私は慌てて立ち上がり頭を下げた。

 「あっあの、どうもありがとうございました。」
 「そんな大したことしてないけど、どういたしまして。気をつけて帰りなよ。」
 笑顔で軽く手を振り彼は歩いて行った。

 それからこの出来事は私にとって特別な出来事となった。他人からみれば些細な出来事ではあるが、生まれつき超能力を持ち、人からは「魔女」と呼ばれ恐れられる私にとっては貴重な体験であった。
 あの少年が普通に話しかけてくれたのは単に私の力のことを知らなかったから、ということくらいは自分でもわかっていた。
 それでも、嬉しかったのだ。
 目を逸らさずにちゃんと私の目を見て話してくれたから。

 
  帰り道、私はいつになく気持ち良く大きく手を振って歩いた。あの空色の瞳を頭に描き、名前を聞いておけば良かった、そんなことを考えていた。

 
  このときの私は自分にこれから起こることなど全く知るよしもなかったのだ。

今日はいつもの神社で一息ついてから図書館に行った。以前から読みたいと思っていた本を探すためだ。少々手間取ってしまったが、なんとか見つけることが出来た。
 予想以上に面白くて夢中になって読みふけっていると、いつの間にか閉館時間になっていた。夕飯は昨日のシチューが残っているはずだから心配ないだろう。

 本を借りて図書館を出ると、辺りは真っ暗だった。もう春なのに少し風が冷たい。見上げると空は厚い雲が広がっていた。雨に降られては面倒だ。早く帰ろう。
 早足で夜道を歩いた。ぽつりぽつりと外灯が立っていた。辺りはいやに静かだった。
 なんだか胸騒ぎがして、早く帰ろうと思った矢先、突然ひどい耳鳴りがした。同時に頭もズキズキ痛みだした。
 痛い。痛い。痛い。
 耐えかねて石垣にもたれていると、今度は二つの黒い影がどこからともなく風のように通り過ぎていった。
 なんだあれは。鳥にしては大きすぎる。

 いつの間にか耳鳴りも頭痛も治まっていた。
 とりあえず帰ろうと思い向き直ると、道のずっと先まで黒い斑点が連なっていた。こんなもの、ついさっきまでは確かになかったはずなのに……。
 なんだろうと思って外灯の下まで行ってその点をのぞき込む。すると明かりに照らされたその点は黒ではなく、真紅の点であった。これは……血だ。誰かの、血。


 気がつくと私はその血の跡を追って走っていた。
 助けなきゃ。
 この血はきっと先ほど通り過ぎた影のものだ。どちらかが片方に襲われて傷を負い、逃げていたのだろうか?それとも傷を負いながら片方を追っていたのだろうか?わからない。でも、ひどい傷を負っていることは確かだ。私には何者かもわからない。
 でも、助けたい。出来ることなら、助けたい。

 角を曲がると一つの影が目に入った。私は少し距離をとって止まり、様子をうかがうことにした。
 その黒い影は長いマントを着ていて、きょろきょろと辺りを見回していた。
 すると不意に背後からもう一つ大きな影が現れて彼に襲いかかってきた。大きな三日月形の鎌を振りかざす。
 危ない!

 一瞬頭の中が真っ白になった。
 私は無意識に超能力でその大きな影を吹っ飛ばしていた。
 影は電柱にぶつかって地面に崩れ落ちた。カランカランと音を立てて鎌が転がった。
 一呼吸おいて、間一髪で難を逃れた影がこちらに振り向く。その勢いでフードが脱げた。

 「えっ!?」
 あまりの衝撃に私は思わず声をあげてしまった。
 金髪に空色の瞳。今目の前にいるのは、あのときの少年だったのだ。
 そう、神社の階段から落ちた私を助けてくれたあの少年である。

 「君がやったの・・・・・・?」
 彼は落ち着いた声で言った。
 それから身じろぎ一つしない大きな影をじっと見つめながら私の前に出た。
 
 「――危ないから、下がってて。」
 そう言って彼はマントの下から長い剣を取り出し、その刃を相手に向けた。
 影はゆっくりと立ち上がった。その姿はカラスの頭に大きな黒い翼、その瞳は燃えさかる炎のような赤だった。
 私は後ずさりした。


 夜は驚くほど静かだった。
 少年は一瞬でその獣を一突きした。終極痩身

 獣が悲鳴をあげると同時に黒い羽が飛び散り、その姿は跡形もなく消えてしまった。
 まるでそんなものは最初から存在しなかったかのように。

 しばらく立ち尽くしていると突然彼の姿が消えた。
 獣を退治し終わった少年が地面に倒れ込んだのだ。
 「大丈夫!?」
 私はしゃがみ込んで彼の体を軽く揺すった。
 その体は傷だらけで、マントは血まみれだった。あの血の跡は彼のものだったのか。

 どうしたら、どうしたら助けられる?この人を助けなきゃ。
 まずはこの傷をなんとかしなくちゃ。出来るかどうかはわからないけれど、やるしかない。
 両手を彼の腕と腹部に軽く触れ、目を閉じる。
 傷よ、治れ。治れ。治れ。治れ!

 目を開けると彼の頬の傷が消えていた。腕と腹部の深い傷もなくなっていた。なんとか成功したようだった。
 でも彼は依然として気を失ったままで、目を覚ます気配はない。このまま放置するわけにはいかない。とりあえず安全な場所につれて行かなくては。
 今度は彼の両腕をしっかり握り、目を閉じた。移れ!


 目を開けると、そこは家の玄関前だった。私は戸を開けて叫んだ。
 「ただいま!」
 そして大きく息を吸ってからもう一度叫んだ。
 「――かおる!いるんだったらちょっと下来て!」
 すると扉が開いて閉まる音がした。

 「何事?」
 弟が面倒くさそうに言いながら階段を下りてきた。
 
 「道ばたで人が倒れてたから、つれて来たの。とりあえず客間に寝かすから、運ぶの手伝って。」

 弟のおかげでなんとか布団に寝かすことが出来た。幸いなことに、この見知らぬ少年について弟は何も聞こうとしなかった。

  • 2011.04.12 Tuesday
  • 12:18

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